~入社前から育んだ『同期の絆』と、現場の『愚痴』から生まれた社内AIが全社表彰~
2025年10月1日、グループ全社を対象とした社内表彰制度「ユーミーアワード」の決勝戦を開催しました。今年のテーマ「成長」~日常業務のワンランク上を目指して~のもと、4月入社の新入社員10名で構成されたチーム「NEOFORCE10」が、グランプリを獲得致しました。
彼らの取り組みは、新入社員ならではの現場の「愚痴」を起点に、社内専用のナレッジ共有AI『淳之助』を開発するという、高い主体性と実行力が評価されたものです。

■ 成功の背景:入社前から始まる「仲間づくり」と手厚いフォロー
当社では新卒採用において、選考段階からの深い関係構築に注力しています。入り口となるインターンシップ期には、業界・企業・自己理解を深める多様なコンテンツを用意し、採用担当からの丁寧なフィードバックを通じて、学生の不安に寄り添う信頼関係を構築しています。 また、各面接フェーズでのフォローや、内定後の毎月の「内定者研修」を実施することで、入社前から役員や社員、同期の人となりを深く理解できる環境を整備。入社時にはすでに会社や同期に対する強固な信頼関係と仲間意識が醸成されており、その土壌が、入社直後(4月)からアワードという大きな挑戦をスタートできる原動力となりました。

■ 取り組みの起点:新入社員が直面した「学びの格差」
グランプリを獲得した「NEO FORCE10」が最初に着目したのは、新入社員が現場で直面したリアルな課題でした。配属されたエリアセンターごとに指導法や業務の進め方が異なり、学びの速度や内容に差が出てしまっていたのです。当初は「このままじゃダメだよね」と、同期の飲み会で愚痴や悩みを共有していましたが、「愚痴を言うだけで終わらせない」 ことを合言葉に、課題解決へと動き出しました。
■課題解決プロセス:ナレッジシートからAI『淳之助』開発へ
彼らがまず着手したのは、業務知識やノウハウを集約した「ナレッジシート」(スプレッドシート)の作成でした。しかし、情報が500件を超えると検索性に課題が浮上。解決策を模索する中、社内の「AI座談会」でGoogleの「NotebookLM」の存在を知ったことをきっかけに 、ナレッジシートや企業理念、管理物件の空室対策要綱などを学習させた社内専用AIチャットボット『淳之助』の開発へと昇華させました。『淳之助』は、チャットGPTなどとは異なり、学習させた社内情報のみを回答のソースとするため、情報漏洩リスクがなく、会社の目指すべき姿勢から軸がブレない回答が可能です。スマートフォンからでも利用でき、ベテランのノウハウを全社員が即座に引き出せる業務効率化の切り札として期待されます。

10人の助っ人=じゅうにんのすけっと=じゅんのすけと名付けられました!
■受賞者(NEOFORCE10)コメント
「新入社員で”実績”がないことが一番の不安でした。何を言っても『それ本当?』と思われる不安がある中、10人全員で『パフォーマンス力120%』を目指し、発表班、パフォーマンス班などに役割分担して一体感を大切にしました。
名前を呼ばれた瞬間は、率直に『やってやったぞ!』という気持ちでした。自分たちの取り組みが初めて認められた瞬間でした。この優勝を”形だけ”で終わらせず、数年間かけて会社にしっかり浸透させていくのが我々の責任だと思っています。」

■今後の展望
ユーミーらいふグループは、新入社員の主体的な課題発見能力と、AIを活用して実行に移した行動力を高く評価するとともに、これを可能にした当社の採用・育成プログラムの成果であると捉えています。今後は、AI『淳之助』の全社的な導入と活用を支援し、年次に関わらず全ての社員が挑戦できる企業風土の醸成を一層強化してまいります。


