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【地域貢献】児童養護施設を退所する若者の部屋探しを支える

地域貢献をきれいごとで終わらせない

不動産会社が児童養護施設支援に取り組む理由

ユーミーらいふグループは、湘南エリアを中心に、賃貸住宅の建設、不動産仲介、不動産管理、引越しなど、住まいに関わる事業を展開しています。
地域に根ざした企業として、これまでもさまざまな形で地域と関わってきました。

今回ご紹介するのは、その取り組みの一つである児童養護施設の支援活動についてです。
これは特別な慈善活動ではなく、「自分たちの仕事を通じて、地域に何ができるのか」を現場から考え、形にしてきた取り組みです。


現場から生まれた問い

もっと仕事に近い形で地域に関われないか

ユーミーらいふグループでは、地域に暮らす方々の住まいと長く関わる企業として、「この地域のために何ができるのか」を日常的に考えてきました。

その中で、現場の社員から次第に声が上がるようになります。

地域貢献を、もっと自分たちの仕事に近い形でできないだろうか

この問いを具体的に話し合う場となったのが、社員のボトムアップによる業務改善・改革活動「ユーミーアワード」でした。
日々の業務で感じた課題や気づきを持ち寄る中で、地域貢献のあり方についても改めて検討が行われました。


「物は足りている」

社会福祉協議会で知った現実

当初は、引越しの際に出る不要品やおもちゃの寄付、募金といった支援が検討されました。
そこで実際に社会福祉協議会に相談し、地域の現状について話を聞くことにしました。

返ってきた言葉は、意外なものでした。

「寄付はありがたいですが、物資は比較的足りています」

その一方で教えてもらったのが、児童養護施設で暮らす子どもたちが18歳を迎えた後の現実でした。


18歳で施設を出るということ

住まい探しを一人で背負う現実

施設で暮らす子どもたちは、18歳になると自立のために施設を出る必要があります。

・住まいを探す
・働く
・社会と関わる

それらを一気に、自分一人で引き受けなければなりません。

しかし、保証人がいない、社会経験が少ないといった理由から、部屋探しの段階で断られてしまうケースも少なくありません。
何度も断られるうちに、「もう相談しない方がいい」と感じてしまう若者もいるといいます。

その話を聞き、現場の社員の中で一つの思いが共有されていきました。


不動産会社だからこそできる支援

寄付ではなく住まいそのもので支える

「それなら、自分たちの仕事で支えられるのではないか」

こうして始まったのが、児童養護施設を退所する若者の部屋探し支援です。
寄付や物資ではなく、住まいを扱う不動産会社としての専門性を活かした支援です。

保証人がいない場合も、保証会社の活用などを含め、一人ひとりの状況を丁寧に聞きながら対応しています。
また、施設の先生方との信頼関係を大切にし、「安心して子どもたちを任せられる存在」であることを心がけています。


部屋を借りる体験をする

知識ではなく経験として知ってもらう

部屋探しは、大人にとっても簡単なものではありません。
ましてや、初めて社会に出る若者にとっては、不安や戸惑いが大きいものです。

そこで行っているのが、部屋探し体験会や物件見学会です。
実際に物件を見ながら、

・家賃によって選択肢がどう変わるのか
・設備や間取りで生活のしやすさがどう違うのか

を一つひとつ確認していきます。

「借りる」という行為を、頭で理解するのではなく、経験として知ってもらうことを大切にしています。


働く経験も社会への一歩

失敗してもいい経験を重ねる

住まいと同じくらい大切なのが、働く経験です。
時間を守ること、人と関わること、注意されること。
社会では当たり前のことも、経験がなければ大きな不安になります。

グループ内での職場体験やアルバイトの機会を通じて、社会とつながる入口を少しずつつくっています。
途中でうまくいかないこともあります。
それでも、「やってみたい」と思えたこと自体を、一歩として大切にしています。


大きなことはできなくても

困ったときに思い出してもらえる存在へ

この取り組みで関われる人数は、決して多くありません。
劇的に何かが変わるわけでもありません。

それでも、
「困ったときに、会社を思い出してもらえる」
そんな存在でありたいと考えています。


これからも地域とともに

地域のために、自分たちの仕事で何ができるのか。
その問いを簡単に手放さず、考え続け、関わり続けること。

ユーミーらいふグループの児童養護施設支援は、これからも地域とともに続いていきます。
この取り組みは、まだ道の途中です。